富山に用事が出来たので、前後を使って旅行開始。まずは高速で高山まで 。
高山とは名古屋人カップルが、相手が変わるたびに訪れて、初めて来たテイで楽しむ場所。そして「甘くないみたらし団子美味しいよね〜」でなんとなくバレてしまうそんなところ。
ここ何十年かは立派な“お独り様”だけど、それなりに来たことはあるので、もう古い街並みやらには興味なく、高山昭和館へ。似たようなので飛騨高山レトロミュージアムってのがすぐ近くにあるんだけど、そちらは2年前の2月に行ってる。
まあ正直期待はしてなかったんだけど、その期待通りw
こういう昭和レトロな場所は増えすぎてそもそもが食傷気味なんだけど、昭和って60年以上あったわけだから、昭和でくくるのには無理がある。だいたいが三丁目の夕日時代(昭和30年代)あたりを基本に持ってくるもんだからどこも同じような物になるし、あまり考えていないから時代がごっちゃになってそれほど懐かしさもないというね…。
まあそれでも中に入ればそれなりに楽しいわけで、一番下の弾の金色の置き時計、同じ物がばあちゃん家にあったな。
セイコー用にナショナルが電池作っていたのは知らなかった。
定番のパチンコ屋、一台写し忘れた気がするけど、ラインナップはマルホン・フォーミュラー(1992年・権利物)、サンセイ・CRオークス(1995年?・デジパチ)、竹屋・CRモンスターハウス(1996年・デジパチ)、ドラキュラ城8(?年 羽根物)
藤商事・ターンバック(1991年・デジパチ)、マルホン・セーフティセブン(1992年・デジパチ)、マルホン・スラッガー(1986年・羽根物)、西陣・コスモクルーザー(?年・羽根物)
そして入れ替え予定なのか、外されたのか、SANKYOのフィーバーフラッシュⅠ(1990年・デジパチ)
どの台も朝一目で打ち放題なんだけど、こういう昭和レトロ系のパチンコって、だいたい酷い状態で放置されている。しかもほとんどの台が1990年代だからすでに平成なんだよね。
ここも釘が折れていたり、ハンドルが飛びすぎてゲームにならなかったりで、かなり酷い状況。以前はここで手打ち台とか遊べたはずなんだけどなあ…。
傷心のまま、有料(一回100円)のスマートボールを打つも、一球も入らずに終了。まあ引きが悪いのはいつものことだ。豊橋のスマートボール屋もなくなっちゃったなあ…。
ミゼットもこういう所の定番だけど、バイクハンドルのは見たことがない。流石にもうタマがないんだろうけど。
電池の自販機は今でもまれに見るけど、カセットの自販機は見たことがなかった…。
横縞のTDKのカセットのデザインが懐かしい。
人生ゲームがあったのでのぞいてみたけど、ちょっと新しいやつだった。私たちの世代はバッドエンドが「貧乏農場」だったやつ。これは「開拓地」になる前の「ゴーストタウン」だった。ちなみに、発売当初から「ニュー人生ゲーム」という名前だったな。
あー、これあった。殺虫剤撒くやつ。
なんか癖になる匂いだった記憶。
なんやかんや文句言ってた割には楽しんで昼前に退館。
さてちょうどいい時間だし、高山ラーメンの「ひさご」にでもまた行くかと思って歩き出したんだけど金曜日の昼なのに既に行列ができてゐる。
歩きながら薄々感じていたんだけど、どうやら修学旅行生とぶち当たってしまった模様。リアル人生ゲームでも貧乏農場勤めになる私は、中学生諸君と喰う物がダブるのだよ('A`)
まあ観光客目当ての肉寿司とか串とか食べてもコスパ悪いだけなので、昼抜きで次の目的地富山へ。
途中トイレ休憩にでもと、なんとなく親しみのある名前のPAエリアへ。
見事に何もないな。眺望があるわけでもなく、単に山の中にあるだけで利用者もいない。
おそらくトンネル区間の工事用で使っていたスペースの再利用みたいな感じなんだろう。(あとで調べたらそうじゃないらしいw)
その後少し走って、目的地到着が見えてきたので、時間調整と小腹のためにSAへ。
パンを買って食べながら見ていたら、なにやら見慣れた建物が。
そうか、ここ城端SAって2年前に来たときに聖地巡礼した場所のすぐ近くだったわ。
トイレに行ったらこんな看板が。
なにやらここは城端サービスエリア に桜ヶ池ハイウェイオアシスが合体しているらしく、かなり広いエリアに外出できるみたい。会場が桜クリエというPAWorks本社の向こう側。
ちょっと通りますよ。
少しわかりにくいところに常設展示と体験コーナーという感じの小さい部屋があった。
働くシリーズでは一番マイナーなサクラクエストだけど、わりと好きなアニメなので、見入ってしまっていた。いかんいかん、約束の時間に遅れてしまう。
焦っていたせいか、小矢部砺波ジャンクションを、能登自動車道に行くべきなのに、北陸自動車道の方に入ってしまう。
ふふん、俺知ってるんだ。ICで申し出れば、Uターンさせてくれるんだよね。
で小矢部インター、係員がいるのがETCもOKなレーンだったので、近づいただけで課金されてしまう。係員に事情を説明すると、ちょっと時間がかかりますが大丈夫ですか?と言われる。念のため時間を聞くと15分くらいといわれる。
昔は紙のチケットだったので、Uターンするだけだったんだけど、ETCが課金されてしまうと手続きが面倒なのかな?(それはそれでおかしな話だけど)とにかく時間が無かったので、仕方なくここで降りて下道へ。
そういえば、この砺波の名前を冠した「トナミ運輸」昔はB2Cでもよく見かけた気がするんだけど、最近見ないな。単純に生活圏の問題なのかも知れないけど。
でまあ何とか時間通りに到着したのが、ヴォイスミュージアム(跡地)
前回(2020年2月)は閉館していると知らずに訪れたんだけど、ダメ元で返ってから郵便で問い合わせさせてもらったところ、返信が来て、特別に見せてもらえることになった。館長が亡くなってからはずっと閉鎖しているため、ありがたい申し出だったんだけど、すぐコロナになってしまってきっかけを無くしていた。
今回再び連絡を取ってフィルモンとミュージアムを観させていただくことになったわけで、今回の旅行のメインがこれなんですわ。
フィルモンとご対面。
構造とかがやっと理解できた。
裏側。見事にST管だらけでテンション上がる。手前の5本がドライブ管×2、パワー管がプッシュプルで×2、整流管、奥のシールドされている3本がラジオ用だと思う。スピーカは思ったより立派なマグネットが付いていた。この筐体ならなかなかの音が出そう。(残念ながら電源が入るかは分からないとのこと)
回転数が120回転と、SPより早いことも分かった。
それでミュージアムなんだけど、前回機材が放置されていた奥側にあったようで、そこも案内してもらえた。思った数倍の規模の展示に圧倒された。
写真は遠慮していたんだけど、現在は他の仕事をされているご子息がほぼ同世代(少し先輩)なので、なかなか話が弾んで、社交辞令をいいことにまた来させて下さいと約束をしておいた。今度は写真を撮らせてもらおう。
さて思ったよりも長居をしてしまったので、一つ予定をキャンセルして次に向かったのが高岡おとぎの森公園。
ここにはドラえもん広場があって、こんな感じでキャラクタが設置されている。
向きがバラバラなので、どこを切り取るかがセンスの問われるところだと思うんだが…
ダメだ、圧倒的にセンスがない('A`)
時間的に期待していた夕日も雲に隠れてしまったし、仕方なく公園を後に。
こういう写真撮れる人になりたい。
富山の空がもはや映画のエンディング。 pic.twitter.com/lqIabnhN2j
— イナガキヤスト (@inagakiyasuto) June 2, 2021
さて次に向かったのが、西町大喜本店。なんでも富山ブラックの発祥の店らしい。少し早めに着いたせいか並ばずに入れた。
大盛りを注文してしばらく待つとやってきました。
まずはスープを一口。
…? あれ?なんかおかしいぞ?醤油の味しかしない。
メンマを一口。
!!!! しょっぱ!
メンマ一つで茶碗いっぱいの飯が食えるレベルのしょっぱさ。口直しに葱を食べても口の中が苦くなるだけ。しかもチャーシューがありがた迷惑にゴロゴロ入っている。
仕方なくご飯を追加注文して、何とか平らげたけど、めっちゃ期待してただけにがっかり感がハンパない。
あとから入ってきた地元民が「ちょっと薄めで」と言っていたので、おそらく薄くしてご飯と一緒に食べてちょうどいいって事なんだろう。
大盛り1280円+ライス170円で、ほぼ1500円と考えると、大失敗感ェ…。
腹だけは膨れたので、コンビニで買った水をがぶ飲みしながら、富山を脱出して長岡までひたすらドライブ。
途中、親不知・子不知の景勝地を通るも、もう日が暮れているのでスルー。昼間だったら北陸本線の旧トンネルとか行ってみたかったんだけど、まあ仕方がない。
3時間半ほど走って21時半にホテル公楽園へ到着。
ここは好事家には有名なスポットで、1Fにはレトロ自販機、2Fはレトロ宿泊施設という場所。
残念ながら数年前にうどんそばの自販機はなくなってしまった模様。
レトロゲーもあるらしいんだけど、よく分からないのでとりあえずマジハロ5に、パチ屋だったら1万円分ほどつぎ込んで(千円弱)ノーボナ。ゲーセンのスロなんて設定6だろうに…('A`)
流石に500km走破して疲れたので、チーズトーストとビールを買って部屋で乾杯してから早めの就寝。