村人達の恐怖
バンド系小話
ある未開の村に探検隊が入り原住民の長と話をしていると、突然山の向こうから太鼓の音が聞こえてくる。最初はゆっくりで小さかった音もだんだん音が大きくなってきて、長もよく見るとおびえている様子。
「あれは、何の音なんだ?何を怖がっているんだ?」と聞くと
「まだ、大丈夫だ。だがあの音が終わった瞬間恐ろしいことが起きる。」と答える。様子を見るに相当な恐怖らしい。
そうこうするうちに、いつの間にか耳をつんざかんばかりに大きくなった連打の太鼓の音がぴたりと止んだ。長はがくがくとふるえている。
「いったい何が起きるんだ!」と長を問い詰めると、覚悟したかのようにこうつぶやいた。
「…次はベースソロだ。」
w 結構好きなんだけどねこの話。で、確かに一般客から見ればドラムソロやベースソロなんて退屈以外の何者でもないわけなんだが、こんなドラムソロだったら歓迎だな。