他の国デハー

 

うん、いいんじゃないかな。そういう企業があっても。

だからユニリーバの判断を素晴らしいと褒めればいいだけなのに、でも何でこういうのって日本全体を下げないと気が済まないんだろう…。

しかもさ、これ小さい文字の方読むと「女性のための」措置って言い切ってるんだよな。そして新聞への全面広告と考えれば、単にCI活動だろこれ。

「女性のいたみは、きっと髪だけではない。生き方のすべてにダメージの可能性は存在している。」ってすごい気持ち悪い文章。意味的にも、文章の汚さ的にも。

ウチの人事は顔で合否が変わるレベルの担当者ですと言ってるし、「目指す」って逃げてるからやるとも言っていない。これで面接しないとか顔を隠しての面接なら一定の評価は出来るけど、そうも言っていないから、結局そのレベルの担当者なら面接の時に顔に影響されるじゃん。

コメント見ても頭が痛い。一定数いるのは、「アメリカなどでは性別や年齢などを書かせることは禁止だ。」という海外に比べて日本はというやつ。

このポリコレのおかげで、アメリカじゃ応募者も企業も無駄な労力を強いられているし、それでもなんとか成り立っているのは、正社員を解雇しやすいというのが大きい。日本のように正社員が過剰に保護されていると、採用時にありとあらゆるデータがほしくなるのはしゃーない。ちなみに今回の性別を一切排除したのは、世界190カ国で展開している中で日本法人だけだぞ?だったら「日本スゲー!」にならないとおかしくないか?

あとは「容姿に関係なく優秀な人材を…」ってやつ。

まあ人事部が弱い企業が多いのは事実だろうけど、どうやって優秀かどうかを判断するんですかねぇ。超優秀な人は面接やGMで分かるだろうけど、比較的優秀な人なんて分かりっこない。それに優秀な人材の採用を厳密化したら、採用ゼロの企業が続出するし、だいたい企業って「無能ではない人」が大量に必要なんだからさ。

 

一番気に入らないのは、メインのコピー。インパクトもなければ文字以上の想像も出来ない駄作なのはまあいいとして…

 

 

下手なカーニングかけるんじゃねぇ!!!!!

 

 

「を」の文字が特徴的なので、モリサワのA1明朝だって分かるんだけど、このフォントって線の交差部分の墨溜り(とモリサワは言っているけど、インク漏れのほうがいいような気がする)が特徴のフォント。

矢印の所のように、昔のようにスタンプだとインクが溜まって、本来の線がにじんでしまっているのを表現している独特のフォントだ。(DAWの汚し系のプラグインみたいな感じだな)

つまり写植っぽい感じが特徴で、ひらがなもゆったりと等幅で使う方がいいのに、適当なカーニングのせいで台無しだよ。

 

 

 

 

 

 

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