今治タオルの闇
ちょっと前に今治タオルがベトナムの実習生を奴隷のごとく使っているというNHKの番組があったじゃん?
特定班が動画から「森清タオル」じゃね?と騒ぎになったんだけど、会社側はホムペで否定。
ほーん、ググマの画像が古くて、今はない看板で誤解されたと…。研修生を受け入れたこともないと。
看板は動画にがっつり映っているんですけど、それわ。少し前にはロゴも確認できるし。なんなら駐まっているトラックまで一緒だ。
いや、“その建物で操業していたのは他の企業(オルパス?)だ”という主張はわかるんです。それだけを言えばいいのに、ググマの画像を『数年前の画像』という。でもこれ一年前です。
これ、『平成28年付けで駐車場から賃貸物件として一般企業に公開』につじつま合わせようとしたんだよね。看板そのままでも問題ないところに貸したか、そもそも貸してないということの隠蔽に思えるんだけどどうかな?そもそもここ、どこに駐車するのよ?
そしてなぜ、今は撤去されているというのを写真付きで載せる必要があったのかな?取材の時点でヤバいと思って撤去したと思われても仕方がないと思うぞ。まあ動画では、鉄筋も入ってなさそうなブロックが崩れかけているから、人災になる前に撤去した可能性が微レ存。(まあそんな善意があったら、看板がある状態で賃貸なんか出さないわな。)
それに従業員募集のどうでもいい看板が、なぜ『思い入れのある』看板なのかな?対面にある物件なのに何も知らなかったってのはどういう話なのかな?
ちなみに、社長が作った“製造下請け会社”の「有限会社ひめ企画」の支店が少し先にあるんだが…
保護をしにきた外国人技能実習機構の職員の車が、なぜひめ企画から出てくるんですかね?というか、なぜ研修生がこの建物に住んでるんですかねぇ。
そして今治タオル工業組合も声明。
曰く、問題のあった企業は組合員ではないが、無関係ではないから謝っとくわ。って体。
いや、会社名公開すれば、組合も森清も見苦しい言い訳並べずにすむじゃんね。明らかな違法行為なんだから。もし内容が違うならNHKを訴えればいいし。牛肉偽装の時のミートホープは即実名公開だったし、社長なんてまだ生きてるし反省もしてないぞw
そして偽装と言えば、テレビ屋もお家芸。NHKの方が過剰な演出や、悪意のある切り取りやっている可能性も高いんだよな…
ただ今回は、NHKを疑うよりオルネットを疑った方が自然だろう。ここの社長がいわゆる“地域の名士”っぽいから、組合も何も言えないって所だと思う。
また別に、今治には「タオル美術館」というのがあるんだけど、やっているのが一広株式会社ってところで、同じ名前で全国に店舗展開もしている。この辺だとエアーポートウォークやリーフウォーク、レゴランドのメイカーズピアにも出店してるな。
んで、それはいいんだけど、この企業2015年に今治タオルの認証を受けられない製品を、同ブランドロゴをつけて全国に販売して大問題を起こしているんだよ。なぜ認証が受けられない品質になってしまったかと言えば、製造地の問題なわけで…。
さすがに組合から脱退となり、現在では「今治タオル」の名前は使えなくはなっているんだが、「今治製タオル」「今治・国産タオル」などの名称で全国に大々的に展開している。
それで組合がこれを放置するのはおかしくないかってこと。例えば「松阪産牛」とか「松阪国産牛」なんて名前で全国に販売されたら、普通は裁判起こしてでも、ブランドを守ろうとするよな。
まあつまり、今治タオル自体が真っ黒だって事だと思う。
やれやれ、また不買対象が増えたわ。タオルなら他にもいろいろな地域が作っているし、もう一生今治タオルを買うことはないと思う。フランスの核実験に反対して始めたフランス産のもの(これも生活必需品ではないのでラク)の不買運動がまだ続いている私はしつこいぞw
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