どういう神経しているんだろう…

大分前の記事だけど、なんかリンクを踏んだので読んでみた。

「カメをレイプして泣きながら食べた」元日本兵が語る南方戦線のヤバすぎる実態

前も豊橋の話(去年の6月27日だった)で書いたけど、この記事もまた派手に盛ってるなあ…。まああのサイゾーの中でも、最底辺のオカルトネタサイトだから、間違っても真実の記事なんかないだろうけど、こういう記事って結果として先人を侮辱することになるから嫌いなんだよね。

今を遡ること約80年前の冬のある朝、南方のある島でその任に着いていたという元兵士・田中力作さん(92)は、そのときに見た光景と抱いた想いを、未だに忘れることができないのだという。

92歳の約80年前は約12歳な訳で…。3年前の記事だからその約80年前は1936年で第二次世界大戦はおろか、日中戦争すら始まっていないわけで…。

まあ著者か田中さんの勘違いだろう。うん。物書きが「そのとき何歳だったか?」が気にならないわけないからな。

山中っていうね、たしか青森のやつなんだけども、そいつがどこからともなく海亀を捕まえてきましたね。

チンコ突っ込める大きさのウミガメを一人で?超人か? 成体で160キロあるんだぜ?その半分だとしても80キロ。とても栄養状態の悪い日本人が持てるような重さじゃない。

しかもアメちゃんが占領後撤退するような小さな島という設定だよな?とすればその島のために、わざわざ制空権制海権のない海を渡って、違う師団で再編成したりしないわけで、そんな島に出身の違う同期がいるってどういうこと?(師団は地域単位で構成される)

「しばらく静かな暮らしが続いていたんですけども、また偵察機が飛ぶようになってきましてね。

(中略)

結局、魚屋の見習い経験があるっていう山本ってのが、亀を解体して鍋にしてくれたんだけども、みんな、箸をつけて口に運びながら泣くんです。さめざめと泣く。あれから何十年も生きてね、私もいろんな鍋を食べてきたけども、あれほどまでに悲しい鍋の味はなかったですよ」

いや、だったらなんで山本が最初にとっとと捌かなかったんだよw

味付けは海水だとしても、チンコ突っ込める大きさのウミガメを入れられる鍋ねえ。6人が食べるんだから鉄兜なんかじゃ役に立たないだろうし…、都合良く“小さな入り江”に戦車の残骸でもあったんですかね?

だったら焼いた方が早いね。

あとジャングルには枯れ木もないから、煮炊きしたらいっぱい煙が出ただろうなあ…。生木燃やしたことがあればすぐわかるとと思うんだが、それでも偵察機が飛んでいる環境で、火をおこして鍋にしたと。

生き残りたいのか死にたいのかどっちだ?

不思議なのは、最後の

平成27年11月27日、田中力作さん(92)は永眠されました。ご冥福をお祈りします。

ここだけ帳尻あってるんだよね。昭和18年の話だとして、2015-1943で72年前。であれば当時20歳だったわけで、戦前から17歳で徴兵が始まっていたことを考えると、時間軸は完璧だ。

こんなに赤裸々な体験談語ってくれる人なら、他でもインタビュー受けているだろうに、をググってもヒットしないなんて、Googleもまだまだ検索能力が低いなあ。(棒)

たぶんある元兵士の設定だけから作り出したファンタジーなんだろうな。本名フルネームでさらしているのに、南方のある島としか書いてないのもおかしいし、だいたい「その任」って何の任務だよ。ラノベだってもうちょっと設定頑張るぞ?

この記事を書いたのが戸叶和男って人なんだけど、現在でも記事を週2位で書き続けていて、その記事の一覧がこれ。

よくこれだけクズ記事ばかり書けるもんだな。煽りアリで尊敬するわ。そりゃウミガメにチンコ突っ込むくらい平気だよなw

戸叶和男という名前といい、登場人物が山本・山中・田中ということに、なんかおでん文字の匂いを感じるのは…、まあさすがに考えすぎだな。…だよな?

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