人間ディスポーザ

ディスポーザってのは、キッチンのシンクにとりつけて、生ゴミを粉砕してから下水に流すシステム。1960年代終わり頃に、アメリカからやってきた夢のマシン。だからディスポーザのように何でもバカみたいに喰う人のことを言うわけで、人間ミンチとかそういう意味ではない。

ただ当時の貧弱なシステムのせいか、下水にトラブルを起こすとして、流行る前に廃れてしまった。昭和の日本人には何でも下水に流すというのが抵抗があったのかも知れない。

ただ今となっては、ディスポーザの方が環境負荷が少ないという結果になっているらしく、今後また流行るかも知れない。卵の殻やシジミの貝殻程度なら粉砕出来るので、これが下水管の脂汚れを掻き出す効果もあるし、生ゴミの回収頻度も下げられる。カッタは手の触れられない場所にあるし、動作中は蓋が閉まるようにもなっているから安全面でも問題ない。

確かにスイカの皮とか、ほぼ水分なものを焼却場で焼くより、下水処理場で沈殿させた方がよっぽどいいよな。