Ⅳ号戦車

日本倒産狂がクレームをつけて、大洗のあんこう祭に自衛隊の戦車を展示しないようにしたらしい。そんな思想の不自由な方々に心配して貰わなくても、普通の人はちゃんと切り分けできてるのにな。

機能美というのは存在するし、戦車だって消防車だって男の子の心をくすぐる格好良さがある。でもどちらも出動しない、活躍しない世の中であるほうがいいに決まってるのに。

しかし大洗でⅣ号戦車見たかったなあ…

ガルパンでは主人公の西住みほが率いるあんこうチームがこのⅣ号戦車に乗っているんだが、D型からF2型に、さらにH型に改造するという細かい設定がある。

まあでもその割には大洗どころか、世界中で捕獲すら難しいチョウチンアンコウあんこうだと言い切ってしまう無茶なところが素敵。

まあちょうちんないと何か分からないもんなあ…

そういえば、私たちの頃は現国で加藤楸邨の「鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる」ってのを習ったんだけど、いまでもあるのかなあ?

あとwikiだとこのH型もどきⅣ号戦車の塗装色がレッドブラウンになってるけど、どう考えても上のあんこう色を暗くしたものだと思う。大正義タミヤカラーでも(おっさんはパクトラタミヤと呼んじゃうw)レッドブラウンはこの色。

 

 

以下無駄な戦車話

んでこのかっちょええ Ⅳ号戦車なんだけど、なんで小さい頃は Ⅳ号戦車よりIII号戦車の方がかっこいいと思っていたんだろうと思って考えてみたら、多分タミヤのせいだ。

タミヤの1/35ミニチュアミリタリーシリーズのプラモデルは多くの世代が通るであろう道なんだが、私が小学校の頃は、 III号戦車もⅣ号戦車1種類しかなかった。んでIII号戦車は長砲身の50mm砲、

Ⅳ号戦車には短砲身の75mm砲が搭載されたモデルだったので

小さい頃だからこの短砲身がかっこ悪いと思ったんだな。今見るとこれはこれでムッハー!(*゚∀゚)=3 なんだが…

(画像はタミヤからリンクさせてもらってます)

Ⅳ号線車ってのはⅢ号戦車の改良版というわけではなく、元々同時期に設計された。Ⅲ号戦車が主役で戦車などを殲滅し、Ⅳ号戦車その後方支援という位置づけ。なので上のプラモデルは初期の正しい形。火力支援なので、弾速より火力重視で大口径短砲身というわけだ。

戦争が始まり、Ⅲ号戦車が時代遅れになっても、Ⅳ号戦車は改良を続け使い続けられた。もともと大口径砲を積むことを考えていたので、ターレットリングと呼ばれる砲塔の輪っかが当時にしては大きく、3名が入れる設計だった。(Ⅲ号戦車も3名だけどきつきつ)

なので、大口径長砲身にも改造できたという理由で結局終戦まで使い続けられた。

ガルパンだとこんな感じ。まあ実際こんなに広くはないけど。

左から装填手(秋山優花里)車長(西住みほ)砲撃手(五十鈴華

Ⅳ号戦車はA型からJ型まであるんだけど、もの凄くざっくり言えば、ABC型の集大成がD型≒E型で、大戦初期型。F型の途中から長砲身に変えたので、FG型の集大成がH型で、大戦中期。J型は戦時急造型で大戦後期。

見分け方もざっくり大まかに言えばシュルツェンと呼ばれる装甲板が無いのがD型、鉄板なのがH型、キャタピラ横のが網目になってるのがJ型。

まあガチな人がいっぱいいる世界なので、知ったかはこのぐらいにしておこうw

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