アニメで町興し

ガルパンが劇場版やるらしい。

以前プロデューサが

TVで第2期を描いても、たぶん物語の構造が1期と変わらなくなってしまうと思う。

新しい敵が出てきて、試合で勝って、でもさらに強い敵が出てきて・・・というインフレが起こる。

ガルパンはフィクションとリアリティの絶妙なバランスで成り立っている。

あまりトリッキーな戦い方にすると一気にフィクションに傾いてしまう。

それなら1期と同じ構造にならざるを得ないTV第2期よりもスピンアウトみたいなものをやった方が面白いだろうなと思う。

ということを言っていたので、まあ劇場版ってのはいい選択なんだろう。フィクションとリアリティの絶妙なバランスってのは、ツッコミ待ちなんだと思うw

偶然当たった「らき☆すた」以降、アニメで町興し!的なご当地アニメは沢山出来たけど、ガルパンは最も成功した部類だと思う。理由は散々語られているけど、一番は地元が積極的に協力したことだと思う。またコンテンツが優秀だったのも大きい。

それ以外で思うのは、大洗がいい具合に知名度がなくて、いい具合に田舎だったこと。

知名度があって、観光コンテンツを既に持っているところは、結果として地元の反応も冷ややかなので、ひっそりとなかったことにされたりする。

このパターンだと「輪廻のラグランジェ」の千葉県鴨川市

そこそこ面白いアニメだったんだけど、ちょっとストーリーが弱いので、ロボット系なのか青春ものなのか萌えものなのかはっきりしない。パチスロがこけたのも大きいかな。(個人的には好きなんだが)

氷菓」の岐阜県高山市

京アニだし、アニメ自体は成功しているんだけど、高山市自体が有名な観光地なので、地元があまりにも冷ややかだった。一応「生きびな祭」をコラボしてやったけど、話題にもならず2013年に一回やって終了。

のうりん」の岐阜県美濃加茂市

地元(の一部)はノリノリだったんだけど、アニメ自体がパロネタとお色気の間に農業のブラックさが出てくるという内容だったので、市長参加の試写会で地元民どん引き。

地元が割と協力的だったんだけど、アニメの方が爆死したのが「メガネブ」の福井県鯖江市と「夏色キセキ」の静岡県下田市

こんなに屍が累々としているのに、それでも町興しアニメは作られ続けるんだろうなあ…

 

…と長々と書いてきたけど、なんでこんなエントリになったかというと、来月におこなわれる音響機器の展示会「Inter BEE」の事前登録から。(行けるかどうか分からないけど)

数多くのセミナーが開催される中、真っ先にたった一つだけ満員になっていたセミナーがあって、それがこれ

私も参加したかったわw

...