音商標

サウンドロゴパワポ作っていたときに調べたことなんだけど、今年の4月から特許庁の商標登録に、従来の商標だけでなく「音」「動き」「ホログラム」「色彩」「位置」などが登録できるようになっている。それぞれに中々イメージしにくいんだが、一応専門である音商標を見ても問題だらけなので、他もそうなんだと思う。

とにかく半年以上経った今でも出願はされているが、登録されたものは一件も無い状態。よってどういうものが登録されるかという指標が一切ない状態。

かといって出願だけで10万以上かかるので、大企業以外はダメ元で出せないし…

特許情報プラットホームJ-PlatPatで検索すると現在出願は300弱。誰でも知っているし、まあその会社の音だよなと思えるものも多い。出願項番1は「あ、小林製薬」2は「HISAMITSU」(ミソレミ)4にはパッケージで苦い思いをしている大幸薬品のラッパの音、8番はそんなもん、誰も取らないわと思うやつ。説明文がこれ。

「ピコン」と聞こえる単音の電子音が、計40回繰り返される。最初は一定の速度、一定の音程で繰り返されるが、14回目の繰り返しからは反復の速度が早まるとともに音程がなだらかに上昇する。28回目の繰り返しで反復速度が最も早くなり、同時に音程も最も高くなる。以降40回めまで最も早く、最も高いまま繰り返され、最後3回ほどは反復速度、音程はそのままに音量が小さくなり、フェードアウトする。著名なテレビ番組ウルトラマンに登場する、ウルトラマンに与えられた戦闘\時間(3分間)を知らせる効果音として広く周知されている。

同じく円谷プロから3つ

低く太い男性の声による「フォフォフォフォ(人によっては、フォッフォッフォッフォッと聞こえるかもしれません)」という擬態語に、電気的に加工を施して残響音を付加したもので、前述の「フォフォフォフォ」を計4回繰り返す音。繰り返しの3回目及び4回目は、徐々に音程が低くなり、また音量も小さくなる。時間は約8秒間。著名なテレビ番組ウルトラマンに登場する著名な怪獣、バルタン星人の声。

男性の声で「シュワッ!(人によっては、シュワー、シャーなどと聞こえるかもしれません)」と叫ぶ声に、電気的に加工を施して残響音を付加した音で、長さは約2秒。著名なキャラクターであるウルトラマンの声。

男性の声で「シュワッチ!(人によっては、シュワッチョと聞こえるかもしれません)」と叫ぶ声に、電気的に加工を施して残響音を付加した音で、長さは約2秒半。著名なキャラクターであるウルトラマンの声。

14回目まで音程一緒なんだとか、バルタン星人の声って擬態語だったんだとか、確かにシュワッチョって聞こえるわ!とか色々発見はあるんだけど、真面目だなあ円谷プロダクション

…と、この辺のパターンが続けば平和なんだが…

本商標は、コンピュータ効果音「キュイン」を、「キュインキュインキュイン」と高速で3回繰り返す構成となっており、全体で約1秒間の長さである。

つまりパチンコ・パチスロのメーカが大当たりの音などを音商標として出願しているんだよ。京楽2件 ユニバ13件 タイヨー5件 北電子14件 三星7件 その他2件と全体の1/7だ。いや、それは商標じゃないだろと思う。

大体キュインは、オリンピアの初代島唄が元祖で、お前のもんじゃないだろうが京楽よ!

 

そういえばブックマークに初代島唄シミュレータ残ってたわ。

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