じゃぷらす
JAPRSの試験問題集が届いた。
第一問から設問が酷すぎて頭が痛い。もちろん音という目に見えないモノを扱う問題を作る難しさは承知しているし、ある程度テストのためのテストになるのは仕方ないとは思っているんだが、複数の人間がガイドラインも無しに作っている感が半端ない。専門学校とか他に教科書がないからといって、JAPRSに頼るのはやめた方がイイと思うな。
これが一問目
「主観的な音の性質」には、“音の(a)”といわれている「音の(b)・音の高さ・音質(音色)」がある。第1の「音の(b)」はAとBの2つの音を比較したとき、聴覚により、Aの音に対してBの音が大きいか小さいかを判別する事で、これに対する物理量は、「音の(c)」(Sound Intensity)で、“dB”で数量化している。
第二の「音の高さ」(pitch)は、高い音と低い音の区別である。2つの音を比較してAに大してBの音のほうが高いか低いかを判断する場合と、自分が基準としている音に対して高いか低いかを比較する場合がある。音の高さは、周波数“(d)”という単位で音の高さを数量化している。
(a)1:三性能 2:三知能 3:三感覚 4:三要素
(b)1:強さ 2:レベル 3:大きさ 4:音圧
(c)1:強さ 2:レベル 3:大きさ 4:音圧
(d)1:平均律 2:A
<s>4s>
3:Hz 4:440
たったこれだけの間に突っこみどころが多すぎてどこから突っ込もうか悩むレベルなんだが…
◆「主観的な音の性質」には、
問題には括弧の意味の指定はないし、会話などの引用でもなければ、強調させたい語句でもなければ、読みやすさのためでもない。なぜかぎ括弧で括ったのか不明。それより最初に「主観的」って言ってしまったら、何でもありになってしまうんだが。
◆“音の(a)”といわれている
腰が引けすぎているんだが、まあ分かる。何とかの法則などと違って、誰かが何となくまとめただけの言葉だからな。よってこれを問題にするのはおかしい。「私は( )と呼ばれている。」みたいな問題だ。(´・ω・`) しらんがな。しかもヒゲ括弧は強調の意味なんだが、なんで強調したんだ?
◆「音の(b)
「音の」ってぼんやりとした指定だから、解釈のしかたにより(b)の中は選択肢のどれを選んでも正解になってしまう。
◆聴覚により、Aの音に対してBの音が大きいか小さいかを判別する事で、
あれ?「主観的な音の性質」に、相対的な感覚を持ってくる?というか聴覚以外を使うって何ゴーチだよw しかも音の性質の話だったのが個人の能力の話になってるし…
◆これに対する物理量は、「音の(c)」(Sound Intensity)で
ん?イコールで結べないんじゃないか?SPLも音の大きさの物理量だと思うけど。(ちょっと自信ない)それと前も書いたけど、英単語の意味を知っていたら正解にたどり着ける問題はいい加減やめなさいってば。
◆第二の「音の高さ」(pitch)は、~中略~ 比較する場合がある。
出題者も訳判らなくなってきたのかなあ… 音の高さは相対の場合と絶対の場合がある? 音の性質だったら絶対値しかないだろう?だからこそ絶対単位が使えるわけじゃん。それ以前に他の要因で数値が変わったら、もうそれは「要素」って言えないのでは?
◆音の高さは、周波数“(d)”という単位で音の高さを数値化している。
列記しているから周波数=(d)っていう意味になります。書くなら「音の高さは周波数で表し、(d)という単位を用いる。」って感じかな?それに数量化なんて言葉つかうから、定義が面倒になるんだよな。
ところで、ホワイトノイズは音ではないのでしょうか?音の高さを“数量化”できないのですが… (これが正しい“ ”の使い方ですw)
などなど… なんかどんどん自分が嫌な人間になっていくので見るのやめたよw