國民ソケット

実家がウォッシュレット(洗浄トイレ)を増設したいという。洗浄トイレ自体はかなり安くなってきているのを知っていたので、素人設置でもいけるかなと思ってちょっと調べてみたんだが、実家のマンションは設計が古いので、トイレに電源が出ていない。一番美しいのは電気工事してコンセント増設なんだろうが、壁面が全部コンクリートなので、費用的にも工事的にも大がかりになりすぎる。(階下に響くので作業時間もあまり取れないし)

ということでググってみたんだが、こういう場合は、センサライトを使ってしのぐのが一番お金がかからなさそう。つまり、照明のソケットを分岐して(いわゆる国民ソケットだな)そこから便座の電源を取り、スイッチは付けっぱなしにする。電球はセンサ式にしておけば、使用時に自動的に点く。(こもっていると消灯するけど動けばおけ。)という方式。天井からケーブルを垂らすのが若干見た目が悪いけど、工事がほぼ不要なのはいいな。

んで、電気屋さんに相談したら、電気屋としてはその方法で商売は出来ないらしい。プライドの問題かなと思って調べてみたら、洗浄トイレって意外と電気を食うのね。貯湯式で3〜400W、瞬間式だとエアコン以上の1300Wくらい(瞬間的に)喰う。そりゃせいぜい100Wの電球のソケットから取っちゃいかんわな。(ソケットの定格は3A程度だった)

ということで、ドアの外から電線入れるというちょっとみっともない形になるけど、隣の物置に出ているコンセントから引っ張ってくる形で工事をお願いした。

ところでパナソニックの礎となった国民ソケット(國民と書きたくなる)だけど、1号2号3号ともまだ現役で販売しているんだな。びっくりした。