コーモン

パナマ運河とか小学校で習う訳なんだが、そこで小学生の大好きな「こうもん」が出てくる。そりゃ「うんこ」っていうだけでしばらく盛り上がれる世代だから、圧倒的なインパクトで「閘門」を覚える訳なんだが、教え方も学び方もいい加減なので、「高低差があるので閘門で高低差を解消している。」ことしか覚えてない。

で、ふと「なんで何年経っても太平洋と大西洋で高低差があるんだろう?遠いけど繋がってるならいつか同じ高さになるんじゃないか?」と思って調べてみたんだが、意外な理由だった。

世界地図で見れば1mm以下の部分でも、80km位あるわけで、日本でいう琵琶湖の辺りのちぎれそうで怖いところが、大体100km以下だから、まあ同じくらいの距離があるわけだ。

それで、パナマも琵琶湖みたいにちぎれそうな地形をしていて、そこにある湖を上手く使っている。

でまあこの湖と海面に高低差があるので閘門が必要な訳なんだな。太平洋と大西洋の高さはほぼ同じ。(考えてみれば当たり前)

閘門といえば、山王橋にある2つの塔も閘門の跡らしい。松重閘門といって、以前は堀川と中川運河を繋いでいたそうだ。毎日近くを通るんだが、あれ閘門の跡だとは思わなかった。

まあ閘門というとそれこそパナマ運河とか思い浮かべるから、あんな小さい物が閘門とは思わないよな。もうワンセットはどちら側にあったんだろう…