ナイス蚊っち

スタジオという響きからは想像しにくいが、ここのところ私のメインの仕事は虫をヌッコロス事。隣の大家の畑から毎日大量発生する蚊・蚊のようなモノ・カナブン・クモ・蛾・ダンゴムシ・アリ・ムカデなどなど。学習能力のないモノが相手なので、いくらジェノサイドを繰り返したところで生き残りが「あそこは危険だ!」と伝えてくれるわけでもなく、次から次へと同じように同じところに湧いてくる。アリなんかは帰路をたどっていけば巣がわかるんだが、問題はダンゴムシ。どうやら建物の中もしくは近くに巣があるらしく毎日12時をすぎるとそこら中でうろうろしてくれる。子供の頃ころがして遊んでいたダンゴムシなのでゴキブリのような嫌悪感はないんだが、神の領域(私の生活圏ともいう)入ってきた以上ヌッコロスしかあるまい。

だがヌッコロスとなるとダンゴムシって結構面倒。下手に殻があるので潰すと確かな手応えを感じてちょっといやーんな気分になるし、ゆで小豆の乾燥したようなモノが広がるし…。かといって掃除機で吸い込んでも中で生き続けていそうでイヤ。

そこでニューヨーク時代からほしかった「ナイス蚊っち」の登場。血圧の上がるネーミングだが、最近一気にどこでも手にはいるようになった逸品。通常蚊やクモを標的とするもんだが、丸まったダンゴムシの上でラケットを滑らせるとパチパチ音を立てながら昇天するので、丸く固まったまま処分できるのがありがたい。ちなみに外のダンゴムシはシャッターの棒でプチプチ潰してます。

しかしつくづく人間というのは魚類までの生物には容赦のないモノだな…。地獄に堕ちたらダンゴムシの刑確定かも…。