すごいなあ…

よく考えるなーと思った話。

以前興味本位で、とある複数のレストランチェーンを持つ企業の「覆面調査員」に登録したことがあるのよ。で、蓋を開けてみたらレポートは面倒だし、日時も結構シビア。「大人2名で4000円以上の食事。」で謝礼5000円みたいな感じで、ほぼ飯代が立て替え払いすればタダになるだけという報酬だったので、最初の一つ二つ応募してみただけで、後は放置プレイになっている。それでも依頼に当選したことがないので、それなりにみんな頑張って応募しているんだろう。

んで、先日そこからメールで「追加調査依頼」みたいなのが来たのよ。「ログインすると、現在依頼はありませんと表示されますが、そのまま進むと依頼が出てきます。」ってなにそれ、怪しいw

んで見てみると、いつものようなレストラン調査に加えて、某パチンコグループの調査依頼。内容は「○日の○時から○時の間に、3000円以上の遊戯」で謝礼5000円だそうだ。実際に当選すれば、従業員の接客態度は?とか店の清潔度は?とか聞かれるんだろうけど、これ“サクラ”の募集だよね?

上手いなと思うのは、

  • 調査員だからサクラではないという言い訳が立つこと
  • 外部委託しているから、店屋店長から直接依頼されていないこと
  • 請求の名目がなんとでもなること。(おそらく「市場調査」みたいな名目にしているはず)
  • 40名サクラ呼んでも手数料入れても30万程度だろうから、新聞の折り込みチラシの値段と変わらないこと。
  • 確実に動員が見込めること。
  • ログインが必要なページのさらに隠しページにしか情報が載っていないこと

そして調査員も3000円だけで済むわけがない可能性が激高。3000円だけ→謝礼があるから5000円まで→実質8000円の謝礼だから…(パチンカス的考察)→取り戻す!となるのは目に見えているわけで、経費まで回収できる可能性が高い。

考えてみれば、タダ飯を喰らうのに努力を厭わない層と、パチンカス層の親和性は非常に高いわけで…

 

以上、頭のいい人がいるんだなと思った話でした。

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