借り手の感情

長い間続いていた「そのうち引っ越せればいいな」モードも終了で、物件の申し込みをしに行った。一応審査があるんだけどまあ大丈夫だろう。(スタジオこかしたときのごたごたが少しあるので若干心配もあるけど)結局広い方の物件にしました。

私の人生で引っ越しってそこそこ多いのかなとは思う。小さい頃は親の転勤で4回引っ越してるんだけど、京都市右京区兵庫県甲子園口→大阪府枚方市名古屋市天白区(当時昭和区)→名古屋市緑区緑区で親がマンションを買ったので、そこが実家となって大学やめて音響屋始めてからもしばらくは住んでいたんだけど、その後一人暮らしを始めたのが25の頃で名東区。昔からの知り合いならホーライビルをご存じであろうw

その10年後にニューヨークに引っ越して、その7年後に栄のマンション、ここが短くて3年で、その後天白区に来て10年強。

んで最後に引っ越したのが10年以上も前&今の部屋が大家さん直接管理の部屋ということもあって、賃貸の常識が結構変化しているのに驚いた。

まずは保証会社。私の感覚では、仕事がアレだったり親族が非協力的なときに仕方なしにお金払って使うものという感覚だったんだが、今の賃貸物件って保証人は要らないけど、保証会社への加入が条件ってところばかりなんだな。

んでこの保険会社ってのが10社ぐらいあるらしいんだけど、それぞれがプランをいくつか持っているので、物件によって値段も違えば保証範囲も違うし、支払方法や更新の有無など複雑怪奇きわまりない。なので昔みたいに家賃と共益費だけでランニングコストを判断することが不可能になっていて本当に不便。

更に言えば、自動車保険のように等級が存在しないので、社会的にちゃんとしたおっさんでも、水商売の若造でも値段は一緒。トラブルもなく何十年と賃貸に住んでいるおっさんとしてはなんか腑に落ちない。

次に更新料という関東の悪習が名古屋にも導入され浸透しつつあること。いや、長年住んで金払ってやってるんだから、大家からお礼されるなら分かるけど、なんで住んでいる側が2年ごと(が多い)に何万円(家賃一ヶ月分が多い)も無駄に払わなくちゃいけないんだよ?2年ごとに改装してくれるわけでもないのに…。(鍵交換料を入居者に払わせるのも意味不明)

あと今回はなかったけど、部屋数の多い場所に一人で住むときには、民泊はしませんという誓約書を書かされることもあるみたいだ。

なんか部屋探ししているときは、土地持ち物件持ちも、素性の知れない相手に部屋を貸すんだから、持ってる人は持っている人で、苦労も多くて大変なんだろうなあと思っていたんだけど、そういうのがぶっ飛ぶくらい借り手が搾取されてる感じがするわ。

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