芸創

電オルガンのコンサートでかなり久しぶりに名古屋市芸術創造センター。別名設計者出てこいホール。バブルの走りの頃の1983年に建てられているので、とにかく変わった建物が好まれた時代だったんだな。

六角形を基調とするまではいいし、外壁の色合いもいいんだけど、ホールと周囲のホワイエを中二階のような構造で繋いでいるので、確実に迷子になれる素敵な構造。

最も大きな問題は、搬入口がステージの真下にあって、大セリを使って2階分上げなくてはいけないこと。つまり搬入中は一切部隊の準備が出来ないので、時間効率が非常に悪い。

また六角形だから、客席も舞台から間口が広がっていくシューボックスとワインヤードの悪いとこ録りのような構造だったりする。

それでも真新しいホールだったし、比較的残響の少ないPA前提の音楽向きでもあったので、学生の定演なんかよくやっていたし、オペも何回かやった。ロックコンサートの会場としても使われていたんだけど、(デビューしたてのレベッカとか観に行った)当時は管理のおじさんに騒音計で測られて、100デシ越えると音量下げろって言ってきたから、結構何も聞いていない乗り込みのPA業者ともめることがあった。結局アクセスがイマイチ悪いのも手伝って、1年後には商業コンサートには使われなくなってしまった。(いまは騒音計で測ったりしない)

その時の流れからじゃないんだろうけど、セリが大きく、オケピもあるからこの小屋はやたら舞踊系のイベントが多い。まあ本来の目的っぽいしいいと思うんだけどね。

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