ハリボテ

北朝鮮がミサイル打ったって、どったんばったん大騒ぎしてるんだけど、ちょっと前に話題になった平壌の高層ビルが張りぼてだという話題。

最初見たときには笑ったんだけど、これ車とかの大きさと比較すると、ぺらぺらってほどではなくて、少なくとも10mくらいの厚さはありそうなんだよね。

日本なら平気で一軒家を2つ並べるくらいの幅があるんだから、こけおどしという部分は変わらないにしても、北朝鮮の建築での常識なんじゃないかなと思わなくもない。んで、この写真の左側には外国人も訪れられる「万景台学生少年宮殿」があるんだけど、そっちから見ると薄さバレバレなんだよね。

なので、写真には写さないし、なるべく判らないルートに誘導してたんだろうけど、行ったことのある人には常識だったんじゃないかと。

クムスサン・テヤン宮殿(右側)はさすがに張りぼてじゃないけど、赤枠の建物はすべて同じくらい薄い。

こっちはビルの上に構造物があるから実際に稼働し照っぽいし、右側なんて┏の下に=の形でビルが建築されているから、北朝鮮のビルはこういうモノだと思うんだよね。

さて北朝鮮の建造物といえばなんと言っても「人類史上最悪の建物」との異名を誇る柳京(リュギョン)ホテル。

長く野ざらしの廃墟となっていたんだけど2008年に工事を再開し、一時期はなかったモノとして写真からも消されていたんだけど、前にも書いた北朝鮮のPVではシンボルとして再登場している。

まあ分かりやすく柳京ホテルはCGなんだけど…w 

んで、このホテルがどうやら今年オープンするらしい。まあ言うだけ番長の事なので、たぶん無理だと思うんだけど。

そもそも建築が難航した理由なんだけど、

上が戦後まもなくアメリカ軍が作成した平壌の地図で、これを見ると「普通江(ポトンガン)」がかなり治水されたのが判るんだけど、問題はホテルがある場所。

この地図では水田で、細かな水路が入り込んでいるのがわかる。(水色が水田で、茶色が耕作地)

まあ普通はこんな地盤が軟弱なところに高層建築物を建てようとは思わないわな。大治辺りの名二環みたいなもんだわ。

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