まさにディランに会ったらよろしくとだな…

ネットではアクセス乞食が「ボブ・ディランにシカトされ続けたノーベル賞の選考委員が遂にブチ切れる」みたいなタイトルで拡散しているニュース。

日スポの記事

ボブ・ディランは「無礼で傲慢」ノーベル賞側が批判

 今年のノーベル文学賞に選ばれた米シンガー・ソングライターボブ・ディランが沈黙を続けていることに対し、選考主体のスウェーデン・アカデミーのメンバーが21日、スウェーデン公共放送SVTのインタビューで「無礼かつ傲慢(ごうまん)だ」と強く批判した。

 作家らでつくる同アカデミー(定数18)の一員のペール・ウェストベリ氏で、「この事態は予測しなかった」と困惑気味に語り、ディランの真意を「ノーベル賞を欲しくないのだろう。自分はもっと大物だと思っているのかもしれない。あるいは反抗的なイメージのままでいたいのかもしれない」と推測した。

 アカデミーは13日の授賞発表後、ディランに再三連絡を試みてきたが、接触できないまま既に1週間が経過。12月の授賞式に来るのかどうかも不明で、権威を傷つけられたいら立ちが噴出した形だ。

朝日新聞の記事

「ボブ・ディラン氏は無礼で傲慢」ノーベル委員長が苦言

 スウェーデン公共放送SVTのインタビューに応じた。ベストベリィ氏は、ディランさんの公式ウェブサイトから「文学賞受賞」の文言が21日までに削除されたことも認識しているとして、「予想していなかったが、彼は気難しいようだから驚きはしなかった」と語った。

 12月10日にストックホルムで開かれる授賞式前には、受賞者による記者会見や講演も予定される。だがディランさんが受賞するつもりがあるかも不明だ。授賞を発表したスウェーデン・アカデミーはディランさんに直接連絡することを断念している。「我々は待つ。彼が何と言おうと彼が受賞者だ」とベストベリィ氏。「これは非常に特異な状況。おそらく彼は式典ぎりぎりまで返事を引き延ばすかもしれない」と話した。(クラクフ=渡辺志帆)

これじゃかなりニュアンスが違うと思うんだけど、後者の方が実際の感覚に近い気もする。だけど朝日新聞が正しい報道をするわけがないし、ディランは「反戦の人」だからバイアスかけてあるのかも。

まあすごく矮小化してたとえると、日本政府が長渕に賞をやったのに、連絡さえよこさん!けしからん!と官房長官辺りが言ったって話。確かにノーベル賞スウェーデンの国家事業みたいなもんだから、ガン無視されれば、頭にもくるだろう。

ディランにしてみればありがた迷惑だろうし、歌詞だけ取り出されて評価されるのも微妙だろうし、1億円程度の賞金なんて別に欲しくもないだろう。ただ受諾にしろ拒否にしろ明確なリアクションを起こすことによって、周りが大騒ぎする面倒を避けたいだけのように見える。

拒否したら絶対、「反戦を訴えたディラン、戦争で得た富であるノーベル賞の受賞拒否!平和を訴えるメッセージに耳を傾けよ!」的な記事があふれるもんなあ…

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