ボブディランがノーベル文学賞受賞
BREAKING 2016 #NobelPrize in Literature to Bob Dylan "for having created new poetic expressions within the great American song tradition" pic.twitter.com/XYkeJKRfhv
— The Nobel Prize (@NobelPrize) 2016年10月13日
なんか「great」の位置が気になるけど、とりあえずビッグニュースには違いない。
ただこれボブディランは拒否するような気がするけどな。
まあ私も含め、おっさんブロガーが一本記事を書ける話題を提供してくれたのはいいことだw 雑誌や音楽系メディア、CDショップも特集組むだろうし、経済効果はあると思う。
というとでディラン世代は私より少し上の世代なんだが、個人的に「歌詞がすごい」と思ったのはこれ。
One more cup of coffee
簡単にいうと、「俺の彼女は美人だけど、イマイチ愛せないんだよな。珈琲飲んだら谷底へ行くわ。」という歌詞。
なんじゃそりゃなんだけど、この曲を含む「欲望(Desire)」というアルバム(アルバム単位で聞く時代だったからね)は、使われている英語は簡単なんだけど、意味が難解というのが当時から有名で、いろんな人が意訳を試みている。
サビの部分
One more cup of coffee for the road,
One more cup of coffee 'fore I go
To the valley below.
One for the roadというのは慣用句で、飲み屋で「じゃあ帰るわ〜」と言った人に「まあ、〆でもう一杯ぐらいやってけよ!」という意味で使うけど、お別れという意味もある。さらにroadには進路という意味もあるので一般的にはこの女性とわかれる決意をしたという訳が多勢。
belowがまたややこしくて、副詞の使い方的にここには出てきにくいんだけど、valleyを女性の谷間と訳して、下の方と考えれば、愛情はないけどやっとくか的な解釈も可能。
さらに2番は彼女の父親、3番は彼女の妹(姉)をディスってるんだよな。そう考えると、belowは(天上に対しての)地上、もしくは地獄みたいな意味にも取れるから、「俺は今から地獄に落ちる」とすると、極端に取れば、猟奇殺人鬼的な解釈も可能。
coffee for the roadを2回目はcoffee 'fore I goにしているのは単に韻を踏んだ遊びなのか、「自分」を強調するための表現なのか…
ところでソースがないので、都市伝説なんだけどこんな話もあって…
…バカでサーセンwww
あと音響屋的にはこれ外せない。
Blowin' in the wind
いくつかバージョンがあったと思うんだけど、一番最初のバージョン。ギターとハーモニカにボーカルの一発録音。
ヘッドンホホとかで聴くとよくわかるんだけど、右側一杯にアコギのマイクを定位。中央にボーカルのマイクを定位。ここまではまあ普通なんだけど、エンジニアがさみしいと思ったのか、ハーモニカになると、ボーカルマイクの定位を「ふんす!」と左に回しきる。んで歌になると中央に戻すんだけど、あまり機敏な動作じゃないので、一発録りなのこともあってギターも含めて定位が動く動くw
このオペレーションしているエンジニアを思い浮かべるとニヤニヤが止まらないわw
…でもアコギいい音してるな−。47かなあ…
歌い方もこの当時の方が自由奔放で好き。吉田拓郎が影響を受けたそのままだな。
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