昔のラヂオ

(´-`).。oO(なんで月曜日の1限からなんて絶対無理!って強く断らなかったんだろう…)

ということで、後期授業開始。

さすがに最初は1年も2年も全員出席。午後からあ号をこなしながら資料作り。

話変わってこの記事。

【悲報】こち亀、最終回でラジオ業界最大のタブーをあっさり暴露

これ、リクエストと、ランキングでは意味が違う。こち亀が問題にしてるのは後者、記事は前者。

リクエストは人気番組にならないと来ないので、適当にADが考える。(わたしも良くでっち上げてた。)たまに本物が来るので、それは同じ人ばかりにならないように調整して読み上げ。プレゼントはスタッフががめるというのは実はあまりなくて、商品が1つなら、5名にプレゼントみたいに水増しして、本当に当選した人に商品を送って、後の当選者は架空の人。

リクエスト自体は、来そうな曲を中心にあらかじめ用意し、たまに昔の曲なんかのリクエストを差し込むことで、リアル感を出す。…みたいなことはどこでもやってること。…というか、今でもやってる。

でも今は局のサーバに楽曲が収納されていて、すぐに呼び出せるし、時間や作詞作曲者などのデータ、場合によっては1コーラスにかかる時間まで記録されているので、とっさのリクエストにもすぐ応えられるから、そっちの心配はないんだけど、肝心のリスナーが激減しているので、リクエストが来ないという…(´・ω・`)

こち亀のランキングが最初から決まっているというのは、さすがに酷い話ではあるんだけど、そもそもリクエスト受け付け終了時には録音が終わってるとかそういうことは良くあった。レコードの時代には、楽曲を用意するのが大変だったし。

まあリリースされる楽曲も多くなく、ヒットしている曲というのは20曲もなかったので、バレなにくかったんだと思う。

 

あと、悪いけど70年代にはもうテープは紙箱だし、こんな民生用のデッキも使わない。(テープ経路もおかしいし、キャプスタンも2つあるぞ?)

当時はデンオン(昔はデノンとは読まない)のテレコ最全盛の時代。

これは最終型に近い「DN-3602RG」写真はデノンオフィシャルページのFM放送を支えたデノンの銘機たちより。

初期型はカウンタなんて付いていなかったので、収録後にストップウオッチで計りながらCUEシートを手書きしていたなあ。AM放送用では、モノラルの1トラック1チャンネルレコーダもあった。メーターが一つになるので、なんか独特な威圧感があった。

注目すべきは録音ボタンのフタ。このデッキ、再生中でも録音ボタンを押すと問答無用でバイアスがかかって内容が上書きされる。なので触っただけでは録音ボタンは押せないようになっているわけ。

正面右のジーメンスキーを上げ忘れると、当然だけど音は出ないし、プロ用の無骨な設計なんだけど、それが慣れるとめっちゃ使いやすい。特に余裕のあるトランスポート部は、7号テープならガチで1秒でセットし、再生状態まで持って行けた。据え置き型の良さだな。

後に主流になるOTARIの据え置き機も素晴らしかったけど、ここまでの安定感はなかったと思う。

あとテープレコーダは、あくまで番組の「録音用」で、テープレコーダを再生で使うのは編集が必要なインタビューぐらい。音楽はターンテーブルから直に出していた。

当時の代表機種がこの「DN-308F」

VUメータの付いたターンテーブルってかっこいいんだけど、実はこれ、あんまり評価高くなかったんだよね。

何でかというと、当時最先端のダイレクトドライブ方式を採用していて、確かに回転むらなどが少ないというメリットはあったものの、従来のベルトドライブ式に比べて、トルクが弱い(特に当時は)という欠点があったんだよ。

これは放送では問題で、頭出しができないということにつながる。現在のチェケラッチョよろしく、曲の頭をスクラッチして探るんだけど、その位置からターンテーブルを回すと、スピードが遅い状態からぬめっと立ち上がるので、出だしの音程が下がってしまう。(というかまともに再生できていないわけだ。)

当時すでにフェーダースタートなどの機能はあったものの、立ち上がりが悪くて使えなかったため、曲の頭から、一周とか半周戻しておいて、曲紹介が終わる寸前に、ターンテーブルを回して、レコードのレーベルを参考に、一周(半周)したらフェーダを上げるという曲芸をやっていた。またそれができそうにない場合はテープにダビングしてから使っていた。エアチェックとかやってた人、ごめんなーw

ちなみに上部のスペースは普通に再生中のレコードのジャケットを置いておくスペース。振動を避ける意味からも、こいつは部屋の端に置かれるから、こんなところに台本なんか置きませんw

 

あー、昔話楽しいw

 

あとマイクの向きがおかしい定期。

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