ロッキー青木

名古屋のブラックホール二人がアメリカに行ったので、日本の畜産業がつかの間の平和を満喫していると思うのだけど、今日たまたま彼らが明日行くことになる店と同じようなスタイルの店の動画を懐かしく見ていた。

いわゆる「Teppanyaki」

アメリカ界隈ではもうメジャーなので、ようつべにいくらでも動画はある。

んで、これ最初にやったのがBENIHANAという店。作ったのがロッキー青木って人で、まあ分かりやすい昭和のアメリカンドリームを具現した人だ。一号店がニューヨークだったので、在紐日本人では結構有名。

レスリングの選手としてアメリカへ渡り、そのまま居着いてニューヨーク市立大学シティカレッジを卒業。(ちなみに、正直大した大学ではない)その後ハーレムでアイスクリームを売りながら、1964年ミッドタウンに鉄板焼きのレストランを出す。そこで鉄板焼にパフォーマンスを取り入れたところ大当たり、以後一大レストラングループになっていくってのが概略。まあ固定相場制$1=¥360の時代だから、アメリカの商売で当たるってのは日本から見て今の3倍以上のボリュームがあった。

どこで見たかは忘れたんだけど、コラムか本の中でロッキー青木が言っていたことで結構印象的だったのは、『飛行機に乗るときには、必ずファーストクラスに乗る。お金がない時から必ずそうしてきた。なぜならファーストクラスに乗るレベルの人たちと会話が出来るからだ。そこで得られた会話やコネクションは何物にも変えがたい価値がある。』というような内容。こればかりはなるほどと思った。

…まあ相変わらずファーストはおろかエコノミーのチケット代すら怪しい人生を送っている私には関係のない話なんだけど…

 

そんなロッキー青木も7年前になくなっていたし、BENIHANA自体も3年前に身売りされていたわ。

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