キハーダって楽器がある。
馬やロバ、牛などの草食系動物のあごの部分をを茹でて、歯茎が腐ってなくなるまで乾かした物。人間と違ってこれであごの骨と歯が抜ける事はないけど、隙間はあくので骨を叩けば「がー」って音がするというわけ。
まあこんな野蛮な楽器、今となってはそうそうおいてある事はないんだが、なぜか豊橋の変態楽器屋シライにあるという…w (リンク楽天注意)
で、関西人が言う「ケッの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたるぞ」(オリジナルは岡八朗)は、ここから来てるんじゃないかとずっと思ってる。
ちなみにこれをLPが現代風にアレンジしたのがビブラスラップ。まあこれはよく見る。
ビブラスラップ(Vibra-Slap)はLPの登録商標。外人は「ばいぶらすらっぷ」って発音する人も多い。他のメーカはこの名前が使えないので、ラトルクラップとか違う名前で呼んでいる。
あとこれ結構勘違いされているんだが、持つのはU字の部分ではなくて、奧の1本だけを持つのが正解。Uの字の部分を持ってしまうとサスティンが短くなってしまう。
これで有名なのが北島三郎の与作
Wiki見るとこれはビブラスラップじゃなくてキハーダって書いてあるんだけど、ソースもないしWikiの事なので本当かどうかは分からない。音だけ聞くとどっちか微妙なんだよね…。もしキハーダだとしたら、かなり当たりの個体だと思う。
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