OZ のピーナツクリーム

ウチの母方のじいちゃんが硫黄島の生き残りなんだが、その後船医をしていたりした関係で、割とハイカラなじいちゃんだった。夏休みに遊びに行くと、一般貧乏団地住みの子供には食事が衝撃的だった。といっても夕食にワイン開けたりする程度なんだが、それよりも朝食にスクランブルエッグとロースハムを焼いた物が出たり、パンにマーガリンではなく、マーマレードやピーナッツクリームを塗るというのが、インパクトが強く、帰省から帰ってきても母親にねだって同じような朝食を作ってもらっていた。

ロースハムは(おそらく経済的理由で)自然消滅したんだが、ピーナッツクリーム(その頃はピーナツバターと呼んでいた)だけは結構続いていた。

そのピーナッツクリームがスイフト社のオズの魔法使いのやつ。もう製品はおろか会社がないんだが、空き瓶をグラスとして使う人が多く、一部好事家の間では人気のアイテムになっている。

ふと思い出して実家に何種類かあったのを1つだけもらってきた。

写真写しにくいので、紙を丸めて入れてあります。

みんなでこれにネスカフェでアイスコーヒー作って飲んでた。今回もらってきた黒は不人気色だったのと、何となく威厳があったので、父親用だった覚えがある。

懐かしいなあ。