老人が切れたら死んじゃうじゃね?

キレる老人 育った時代が影響か

シリーズ記事の中のひとつなんだけど、これだけ酷い。

「たとえば今の70代は'42年以前生まれで、人格形成の最初期に終戦直後の混乱を味わっている。家族や知人が死んでいく様をリアルタイムで見ているため、死生観が我々とは大きく異なるのです」

 まさに生きるか、死ぬかの二元的世界観が形成されたのだ。また、青年期を'60年代に過ごしたことも、破滅的な人格形成の大きな要因だという。映画などでは美化されているが'60年代とは、貧困と暴力が横行していた。その中で成長過程を過ごし、人間的にタガが外れてしまっているのだという。

深層心理とかは別として、三つ子の魂というから、最初に残っている記憶は大体3歳から。戦争が終わったのが1945年だから、70代は一番若い世代でも終戦後からの記憶のはず。だったら今より頻度は多いにしても、家族や知人が死んでいく様をリアルで見ているというのには無理があるんじゃないか?それに、生死観と切れるのは関係ないだろう?

この記事を書いた人は私より少し年上みたいだけど、60年代ってもの凄く幸せな時代だぞ?誰でも濃硫酸買えたりとか、衛生概念があまりなかったりとか大ざっぱではあったけど、おそらく幸福度は今より高かったはず。一般庶民には貧困と暴力なんてイメージは全くない。

世代でくくるのもどうかとは思うが、要は戦争に負けた後に、「やったモンがち」的な生活の中で、自律心が欠けた世代って事だろう。この世代が作った社会のせいで今の若者世代は苦しんでいるわけだから、理解する必要もフォローする必要もないだろう。

まあ私ももうすぐそっち側に行くわけだけど、若い世代に迷惑はかけたくないなと思う。