紅葉狩りって…

昨日香嵐渓に行った訳なんだが、紅葉狩りって言葉がある。万葉集にも出てくるそうで、奈良時代からある言葉だ。なんで狩猟じゃないのに「狩り」というのかというと、元々は獣を捕まえる意味だったのが小動物や鳥にも使われるようになって、さらにいちご狩りやきのこ狩りなどの植物を取ることになって、最終的に草花をながめたりすることにも使われるようになったってことらしい。

それはまあいいとして私にとって問題は、漢字で書くと「もみじ」も「こうよう」も「紅葉」ってことだ。

で、気になって調べてみた。何のことはないもともと秋に落葉樹の葉の色が変わる現象の事を「もみじ」といって、もみじの中には「紅葉」「黄葉」「褐葉」があるんだけど、その一番代表的な紅葉をもみじの当て字に使うようになった。さらに紅葉現象を起こす代表的な木として「カエデ」のことを「モミジ」というってことらしい。ややこしいのはも紅葉する木をまとめて「モミジ」ということもあるってこと。ちなみにカエデの語源は葉っぱが蛙の手ににているからということだってさ。

おまけに漢字がややこしく、モミジのことを紅葉の他に椛とも書くんだが、これが「カバ」とも読めるのでカエデではなくカバのこともある。たしかに椛も樺もどちらも木偏に花だな。でも白樺とかで分かるように紅葉はしない。さらにはカエデは楓って書くんだが、これは本来「フウ」のことで、カエデには「槭」という漢字が当てられていたんだが、常用漢字ではなくなったので楓の時があてられることになったらしい。

さらにさらに、盆栽の世界では楓と槭は区別するらしい。「楓が男性的とすれば、槭は女性的です。」とか言われてるらしい。

('A`)マンドクセ 

どうでもいい事柄なのにすっきり解決せずに気持ち悪い。

あと思い出したんだが、以前知り合いに「照山」っていう名字の奴がいて、聞いてみたら予想通り小中とあだ名は「モミジ」だったらしい。w