臓器移植の彩花ちゃん、療養中の米病院で死亡

っていうニュースなんですけどね、まあ普通にご冥福を申し上げるし、ご両親の我が子のために出来る限りのことをするという選択は尊ぶべきものだけど、ちょいと引っかかることが…

いろんな所で「生まれ持っての難病でその治療には莫大なお金がかかる」って話を聞くけど、そんな70年代の漫画のような設定そんなに多いんだろうか?もちろん難病のほうではなくて、莫大な治療費がかかるってところ。世界に一人の優秀な外科医に頼んだとしても、億単位でお金がかかるってのはどう考えてもおかしいと思うんだが…。なんかもうブラックジャックの世界でしょ?

あとやっぱり救う会のうさんくささ。イカリングホワイトバンド)と同じにおいがするんだけど…。トップからは飛べない募金の用途内訳に行くと、

デポジット 89.5万ドル(1$=¥120として)=1億740万円

医療予備費 1,000万円
渡航費(航空券・医薬品等) 700万円
現地滞在費及び事務局経費  500万円
合計 1億2,940万円

だそうだ。もうね、いくら概算とはいえ、ウェブを通じて募金を募っているところの報告じゃないでしょ?生徒がこんないい加減なイベントの予算案を持ってきたら説教するところだ。

※4項目に分類しましたが、項目予算が不足した場合は余裕のある部分から融通します。
全体で不足した場合は増額募金をいたします。

じゃあ余裕がある前提なんだ。こんな予算組みお役所でもしないよ?あくまで「どうしてもこれだけのお金が足りないので寄付をお願いします。」というのが趣旨でしょ?治療費もどうせ病院の言い値で交渉すらしていないよね?(もちろん救う会のスタッフがやるべきこと)仮に治療費がそれだけ必要だったとしてもわざわざ「デポジット」って書いてあるんだよね?

デポジットとは(保証金)のことで、医療費を前払いしなければならないことになっております。
このデポジットの送金ができないと医療ビザは発給されません。

デポジットは保証金のことで前払いではない。言い方は悪いが、完治の予定の見積もりであればデポジットの一部は帰ってきてもおかしくないはず。

てか、予定の1億3千万を8千万以上上回る2億1千万集まったんだよね?なんか基金にするとか言っているけど、寄付をした人たちは神達家を助けたかった訳じゃなくて、難病に苦しむ人を助けたかったわけだから、病気は違えど同じようなシチュエーションを抱えている家族に寄付すればいいじゃん。お金をプールするとろくなことにならないよ。まあ、規約の第16条に

当会の目的が達成された場合、会計報告をもって終了する。

とあるので、生温かく見守っていきましょ。(たぶんろくな報告をしない悪寒)こういうかわいそうな話って思考停止しちゃって、ちょっと書くと人非人扱いされかねないけど…