WLAC

WLACと書かれても、日本人には何の略かわかりにくいし、意味がかぶるようなアルファベットの組み合わせに見栄ないんだけど、WLACというラジオ局があったり、ウエストロサンゼルス大学ってのもあったりする。

そして大会名として、ワールド・ラテ・アート・チャンピオンシップという、ラテアートの世界大会があるんだが、これじゃなくて今回紹介したい大会は、ワールド・ライブストック・オークショニア・チャンピオンシップ。

何のことかさっぱりわからないとけど、面白いのよこれ。ライブストックとは、家畜のことで、オークショニアは、競りの司会進行役。

考えてみれば車のオークションと違って、家畜をオークションのために一カ所にまとめるのは現実的ではなく、たいたい牧場ごとに競り市がある。(下の動画では800カ所と言っていた。)

長いので、去年のダイジェスト版がおすすめ。

単に早口大会にも見えるんだけど、よく聞くとそれぞれに個性があるし、なんせ英語の早口は音楽ぽくって素敵。マイクをほとんど「吹いて」いないから、マイク前提で声量を落として、速さに特化したしゃべり方なんだろうな。

それでこの語りによって競りが大きく動くらしく、値段をつり上げてくれる名調子のオークショニアは牧場側からスカウトされるシステム。声優のオーディションみたいなものを兼ねているわけだな。

日本の競りだと、魚市場かなと思うんだけど、昔の山崎邦正みたいで今ひとつ。

競馬実況の方が近いかな?とも思ったんだけど、最近テレビでの放送だから、画ありきで、あまり早口って感じじゃなくなってるんだよね。ラジオ時代のようにとにかく情報をぶち込む形じゃなくなってるんだな。

ということで、走れコータローが一番それっぽい。

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