OK牧場

大したネタじゃないけど、検索する人がいたときのためにOK牧場の話。

ガッツ石松自体がもう知っている人が少なくなってきたんだけど、「OK牧場」というのがお決まりのフレーズだった。

Wikiには

自身のホームページに記載されている由来(※)によれば、自身の監督映画『カンバック』を制作するにあたり、映画『ララミー牧場』で知られ、自身の憧れの俳優でもあるロバート・フラーに出演してもらうこととなり、撮影で(監督であるガッツにとって)フラーが最高の演技をしてくれたのに感激して、思わず口をついて出たのがこの言葉であったという。これ以降、何か良いことがあると「OK牧場」と言うようになったということである(一部要約)。 なお、「OK牧場」という言葉自体はガッツが使う以前から、心理学用語や映画『OK牧場の決斗』などで存在しているが、これらの語句の読みは“「おーけー」牧場”であるのに対し、ガッツは“「おっけー」牧場”と発音している。 (※) 自身のホームページ開設前、モーニング娘。がMC(司会進行)を担当する番組において「OK牧場の決斗」に由来すると語ったこともある。

と書いてあるんだけど、日本人がOKと牧場を組み合わせるわけがないから、「OK牧場の決斗」という映画から来ていることは明らか。

というか2016年の産経新聞のインタビューで本人が言っていた。

昔、「OK牧場の決闘」という西部劇の映画がありました。みんなが使うOKという言葉に語呂あわせで「牧場」と言っただけで、考えたものではありません。

邦題では牧場となっているけど、Corralは囲い柵という意味で、牧場という意味はない。OKはOld Kindersleyというおそらく人名、しかも銃撃戦が起きたのは別の場所という、何から何まで残念な話なんだけど、「OK牧場」はガッツ石松の専売特許じゃなくて、その使いやすさから普通に全国のおっさんが使っていた。

1957年公開の映画だから日本に入ってきたのはおそらく1960年前後だと思う。もし当時流行語大賞があったらノミネートぐらいはされていたのかな。

ガッツ石松のものと認識されるようになったのは、飽きずにずっと使い続けていたからで、今でも「私はコレで会社をやめました」とか言っているようなもの。

ちなみに、「僕さぁボクサー」も普通に小学生がギャグで使っていた覚えがあるけど、こちらは元ネタがあるのか、ガッツ石松の真似だったのかは分からない。

あともう一つ、こちらは前にも書いたと思うんだけど、田山プロが使っていて「シメシメルック」という言葉。

意味はパチンコの釘が閉められている状態を指すんだけど、これは1970年に流行った「スケスケルック」のもじり。今で言うシースルーとかトランスペアレントで、袖などに透ける素材を使ったファッションのことなんだけど、当時小学3年の私は、全身が透けているエッチい服を想像して夢を膨らませたものだ。

なぜこんなに明確に覚えているかというと、当時クラスで1番人気の女の子がスケスケルックを着てきたと男子一同騒然となり、見に行ったら「あ、そういうことか」と酷く落胆した記憶があるからだ。

大事な脳の一部をこんなことの保管に使っているのってどうなんだろうとは思う。